その就業規則、クラウドに対応してますか?
クラウドの給与計算システムや勤怠管理システムを導入したけれど、うまくいかない、という、やりなおしのご相談が増えています。
労務管理や給与計算においても、便利なクラウドツールが沢山でてきています。
しかし、ツールがどんなに便利になっていても、元になる給与計算の仕組みがきれいに設計されていなければ、作業は簡単にはなりません。
デジタルツイン時代において、就業規則は、HRテクノロジーにおけるシステム設計書です。
office roleは、従来型の就業規則に加えて、事務処理を軽減し、電子化を促進するクラウド対応規定づくりをサポートいたします。
人が定着する就業規則
常時10人以上の労働者を使用する場合は就業規則の作成が必要です。
でも、office role では、ひとりでも雇ったら就業規則の作成をお勧めしています。
なぜなら、労使双方が円滑なコミュニケーションの元で力を発揮できる環境を作るには一定の「ルール」が必要だからです。
数々のご相談をお受けてして思うのは・・・
トラブルが起きている会社では大抵、就業規則がありません。
または、あっても整備されていません。
「普通はこうだよね」「あたりまえ」「常識的には」
こういったやりとりが、どれだけのトラブルを招いていることでしょうか。
人が2人以上いたら、考えることも常識のレベルも異なります。
だからこそ、共有化された「ルール」が必要になるのです。
office role が提案するのは、コンプライアンスとリスク管理にとどまらない、
「人が定着する」就業規則です。
就業規則はコピぺでよいのか
会社のルールを作るには、すべてを自由に決めてよいわけではなく、労働時間、休憩、休日等、
「労働基準法」その他の法律で定められている要件を満たす必要があります。
では、厚生労働省が提示している「モデル就業規則」を使えばよいのでしょうか?
残念ですが「モデル就業規則」を自分でカスタマイズして使っている例で、まともなものを見たことがありません。
私は、行政の窓口にいたからこそ、たくさんの「モデル就業規則から自分で作ろう」としているご相談を受けてきましたが、大抵何かが間違って大きなリスクを抱えてしまっているか、または膨大な時間を使ってチャレンジして、途中であきらめています。モデル就業規則は、会社毎に変更して使用するようになっていますが、そもそも専門用語だらけで意味がわかりません。
大事な条文がすっぽり削除されてしまっている、週1回のアルバイトにも正社員と同様の日数の有給休暇が与えられている、等々・・・
また、知り合いの会社の就業規則を利用しているパターン。自社の運用とまったくずれてしまっているので使い物になりません。
そして結局お飾りのまま運用されず、引き出しに眠っているパターン。
労働基準法その他の労働関係諸法令に熟知した専門家に頼んだ方が、早く、確実、安全なものを作成することができます。
就業規則は信頼関係の絆
「あたりまえ」は人の数だけ存在します。
思い込みによる認識のすれ違いやトラブルをなくすことは、
リスク管理のみならず、円滑なコミュニケーションの向上や、
信頼関係をもたらします。
就業規則でリスク管理
時間外手当の計算、労働時間の管理に関するルールはきちんと記載されていますでしょうか。
うつ病社員対策がとれるルールになっていますでしょうか。
パート、アルバイト、正社員、契約社員等、それぞれの適用範囲は明確になっていますでしょうか。
就業規則は、いざとなったときに会社を守るための大事なリスク管理ツールです。
就業規則で社員が全力でがんばれる環境を
ルールがない、または守られていないのは自由でなくて無秩序です。
交通ルールが決められていない道路で全力疾走できるでしょうか?
ある一定のルールがあるからこそ、私たちは安心して全力で走ることができます。
就業規則で助成金の活用
助成金を申請する際には就業規則が必要になることが多くあります。
就業規則で、適切に従業員に関する施策を定めておく必要があります。