定年再雇用するので、有給休暇のカウントをリセットしていいですか?

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定年再雇用するので、有給休暇のカウントをリセットしていいですか?

定年再雇用した場合の年次有給休暇はどのように与えたらよいのでしょうか?

高年齢者雇用安定法により、少なくとも65歳までの安定した雇用を確保しなければならないことになっています。

とはいえ定年を65歳に引き上げることはなかなか難しいので、定年は60歳のままで、その後は嘱託社員等として、1年毎の期間雇用に切り替えたり、勤務時間や日数を変更して、身分を変えて雇用を継続することで対応するケースも多いです。

ここで問題になるのが、正社員⇒定年後の有給休暇の取り扱いです。

■定年時点で有給休暇は全て消滅してしまうのでしょうか?
■定年時に全て有給を買い上げなければならないのでしょうか?
■定年後は改めて6ヶ月たたないと有給休暇が発生しないのでしょうか?

身分が変わっても、雇い続けている限り有給休暇は継続して考える

たとえ一旦定年退職したとしても、形が変わっても、そのまま雇い続けている場合は、有給休暇については継続して考えることになります。

具体的には、定年前からの残日数を引き継ぎ、定年前と同じ付与日に、定年前からの勤続年数で新しい日数を付与する、ということになります。

定年前と定年後とで勤務日数が変わっていたら有給休暇の日数はどうなる?

年に一度、有給休暇が与えられる日のことを「付与日」といいます。
付与日は、個人毎に異なる場合もありますし、会社毎に「4/1」などと決まっている場合もあります。

有給休暇の付与日数は、この「付与日」時点の所定労働日数によって決まります。。

定年後は、週の労働日数を減らすよう、契約を変更する場合もありますが、あくまで、付与日時点の契約がどうなっているか、です。

仮に、定年後、再雇用まで数日契約上の日にちが空いたとしても、実態の雇用が継続している場合は、有給休暇の付与についても継続して扱われますのでご注意ください。

4/1が有給休暇の付与日の場合に、定年再雇用された日が3/1と5/1の場合の大きな違い

2月末に定年を迎えるAさんと4月末に定年を迎えるBさん。
2人とも、定年後はもう少しのんびり働きたいな~と、週2日勤務に変更する予定です。

2人とも働き者なのでこれまで有給休暇なんてほとんど使ったことがなく、たっぷり余っています。

この2人の定年後の有給休暇はどうなるのでしょうか?

ポイントは、「付与日時点の条件(所定労働日数、年数)で新しい有休日数が付与される」ということです。

たとえば、AさんとBさん、勤続年数は10年以上、付与日は4/1、昨年分の有給休暇は20日以上余っているとします。

Aさん:
3/1に週の所定労働時間が2日に変更されているので、
4/1に新規に付与される有給休暇は7日となります。
昨年からの繰越分とあわせて27日使用することができます。

Bさん:
4/1に有給休暇が20日分付与されます。
5/1に週の所定労働時間が2日に変更されていますが、翌3/31までは、すでに付与された20日分の有給休暇をそのまま使用することができます。繰越分とあわせて40日分使用することができます。

ほんの2ヶ月の差でも、日数に大きな違いが生じてしまうのですね。

今回は定年再雇用のケースを取り上げてお話しましたが、パートやアルバイトから正社員に転換する場合も、考え方は同じとなりますので、気をつけてくださいね。

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